塗師祥一郎
SHOICHIRO NUSHI
1932年 石川県生まれ
1947年 北国現代美術展で『静物』吉川賞
1951年 第7回日展で『展望』初入選
1952年 金沢美術工芸大学油彩専攻卒業、小絲源太郎に師事
1997年 第29回日展で『山村』文部大臣賞受賞
2003年 『春を待つ山間』日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員となる
2008年 旭日中綬章受賞
2010年 日洋会理事長就任
2015年 「未来に遺したい埼玉の風景ー塗師祥一郎展」(埼玉県立近代美術館)
2016年 歿。享年84歳
雪景にこだわりをもって描きつづけて、ふと振り返ってみますと、時の流れの早さに驚きを感じます。今日まで、あまり過去にはこだわらず、次の仕事を求めて生きてこられましたことに、感謝する気持ちで一杯です。
日本の風景の美を求め、自然が織りなす姿の一端を描き記すことができればと願いつづけてまいりました。これは私なりの故郷を求めているのかも知れない、という思いがあり、このことは、これからも変わらないのではないかと思っております。
〜塗師祥一郎