本画特選

日本画

中島千波
太神楽椿

(紙本彩色 10号)
CHINAMI NAKAJIMA

花を描くとき、花の形状に捉われることなく花の生命と正面から向き合うことを重んじてきた中島千波。
精緻な写生を繰り返すことで、優れた描写力、繊細な表現力が生み出されている。本作「太神楽椿」は2007年画伯62歳の時に制作されたもので、作家自身の名品集「彩図鑑III」に掲載されている。純白と濃紅の交じり合う美しい太神楽椿。

しかし画伯は椿は花より葉を描くほうが難しいと語っている。本作品も一枚一枚の葉の表情、葉脈、虫食い跡など、画伯の卓越した描写力は生命の息吹を感じさせてくれる。

中島千波の花を愛する優しい眼差しが画面からひしひしと伝わってくる精神性の高い一品である。

 
中島千波
鉄砲百合
(紙本彩色 10号)
CHINAMI NAKAJIMA
 
棟方志功
伊東深水
紅萩
(絹本彩色 10号大)
[画寸法 431×526mm] 共板
東美鑑定評価機構鑑定委員会 鑑定証書 有
SHINSUI ITO

江戸浮世絵の伝統を継承し、高い芸術性と鋭い感覚で日本の美人画に新境地を拓いた伊東深水。

庭先の萩の開花を楽しむ女性の姿。視線を落とすその表情にはうら若き初々しさが感じられ、爽やかな色香が漂っている。
着物の朝顔の柄まで丁寧に筆致を凝らしていて深水作品の中でも非常に良く描き込まれた作品と言えよう。

画面左下に「此君汀(しくんてい)深水画」の落款がある。昭和23年から28年の6年間に制作した作品の中で、深水自身が特に満足出来た作品のみに使用した落款といわれている。

現在この「此君汀落款」の深水作品は市場での評価が高く人気作品となっている。本作品「紅萩」はまさに深水芸術が開花した名品である。

 
上村淳之
石踊達哉
月下紅梅
(紙本彩色 4号)
TATSUYA ISHIODORI
上村淳之
石踊達哉
りんどう
(紙本彩色 10号)
TATSUYA ISHIODORI
 
清水 規
西明寺春彩
(紙本彩色10号)
NORI SHIMIZU

滋賀県湖東三山の一つ西明寺は、834年創建きれた名刹である。
本作の三重塔は鎌倉時代に建立された檜皮葺き造りの塔で、国宝に指定されている。
1571年、織田信長の延暦寺焼き討ちの際、比叡山傘下の同じ天台寺院である西明寺も焼き討ちの運命にあった。その時、寺僧の機知により焼失を免れたといわれている。
以来450年、この三重塔は京の様々な歴史を見守ってきたのである。
精密な描写力と卓越したデッサン力で描かれた本作品「西明寺春彩」。
父親が社寺建築設計士、伯父は社寺建築の宮大工の家系に育った清水規ならではのきわめて高い構成力で、悠久の時間を感じさせる秀作である。

 
柳沢正人
ベネチアの薔薇
(紙本彩色 8号スクエア)
MASATO YANAGISAWA
yanagita
田尾憲司

(紙本彩色 サムホール)
KENJI TAO
 
千住博
湖辺の朝

(紙本彩色 8号)
HIROSHI SENJYU

ニューヨークを制作拠点に活動し、世界で注目の日本画家 千住博。1995年ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人として初の名誉賞獲得以来、大徳寺聚光院の襖絵の制作、APECの首脳会議、羽田空港等のアートプロデュースなど幅広い活動で存在感を高めてきた。昨年(2020年)は、弘法大師空海によって1200年前に開創された真言宗の総本山高野山金剛峯寺に44面の「瀧図」と「断崖図」が奉納された。千住博と空海の時空を超えた対話とまで言われたこの業績から日本芸術院賞の受賞が決定した。

夜明けの静かな森で水辺に憩う鹿を描いた本作「湖辺の朝」は、森シリーズの中の代表的人気作である。古来、神仏の化身とされ森の守り神でもある鹿との出会いに神を感じたと語る画伯が描き始めたテーマである。

朝焼けの空に群青の森林とのコントラストはまさに日本の伝統美と言えよう。自然と生き物の共存を描いた本作は、千住博の魂をこめた祈りそのものである。

 
千住博
タイドウォーター
(紙本彩色 6号)
HIROSHI SENJYU

東京藝術大学大学院を首席で卒業以来、現代美術界の巨人として世界のアートシーンをリードし続ける千住博。

昨年〔2020年〕は、弘法大師空海によって1200年前に開創された真言宗の総本山高野山金剛峯寺に44面の「瀧園」と「断崖図」が奉納された。千住博と空海の時空を超えた対話とまで言われたこの業績から日本芸術院賞の受賞が決定した。

宇宙そして地球創生をライフワークとして制作活動を続ける千住博。本作「タイドウォーター」は、月の引力によって起こる満ち潮、引き潮、この壮大な宇宙のドラマを波を通して描いている。青い水の惑星の地球と漆黒の宇宙との対比の美しさを画伯は青と黒の世界で表現している。モダンな抽象画に近い本作品は千住博の思いを込めた渾身の一品である。

 
平松礼二 
モネの池・彩秋
(絹本彩色 8号)
REIJI HIRAMATSU
平松礼二 
赤岳春秋
(紙本彩色 3号スクエア)
REIJI HIRAMATSU

 
平松礼二
ジベルニー  モネの池・夏
(紙本彩色 30号)
REIJI HIRAMATSU
 
平松礼二
春秋美岳 売約済
(紙本彩色 3号スクエア)
REIJI HIRAMATSU
 
野村義照
夜の公園
(紙本彩色 8号)
YOSHITERU NOMURA
 
湯口絵美子
ワイルド・ストロベリー
(紙本彩色 4号)
EMIKO YUGUCHI
湯口絵美子
リリー・マルレーン
(紙本彩色 3号)
EMIKO YUGUCHI
湯口絵美子 略歴

1960年東京生まれ
1984年、女子美術大学日本画専攻卒業
同年、春の院展初入選、奥村土牛に師事
セントラル日本画大賞展、松伯美術館花鳥画展、富嶽ビエンナーレ展などに入選を重ねる
2009年以降、新宿伊勢丹、大宮そごう、仙台三越、他
全国の百貨店、ギャラリーなどで個展を中心に展開
資生堂、高砂香料、共同印刷他、企業カレンダー、グリーティングカード
ミュージアムグッズ採用多数

主な作品収蔵先:
成川美術館、韮崎大村美術館、浜松市美術館、新光苑美術館
2019年、金乗山久枝院・蓮台寺 障壁画奉納

 
後藤純男
雪上ル大和
(紙本彩色 10号)

SUMIO GOTO
 
上村淳之
上村淳之
花の中
(紙本彩色 6号)
ATSUSHI UEMURA

京都画壇の至宝と称される上村三代の美の系譜を受け継ぎ、花鳥画ひと筋に打ち込んできた上村淳之。

「花鳥画の本質は自然と人間との関わり合いの深さにある」と唱える画伯の信念は、環境と人間のあり方が、世界的に問われている現代こそ最も必要とされるものである。
本作品「花の中」は満開の桜にオオルリを描いた作品である。オオルリは4月頃に日本に渡来して10月頃迄繁殖し、冬季は東南アジアに越冬の為、帰って行く。咲き誇る山桜の純白の花の中に鮮やかな瑠璃色のコントラストが思わず息を呑む美しさである。
細やかで温かな視線と、鋭い観察によって季節を通して描く上村淳之の作品は、品格漂う後世に残る花鳥画である。

 
那波多目功一
ばら 売約済
(紙本彩色 サムホール)
KOICHI NABATAME
 
倉島重友
遊蝶花
(紙本彩色 10号)
SHIGETOMO KURASHIMA
原宏之
富士春景
(紙本彩色 10号)
HIROYUKI HARA
 
棟方志功
棟方志功
明々妃図 売約済
(倭画)
[画寸法 270×240mm]
棟方志功鑑定委員会 鑑定登録証 付
SHIKO MUNAKATA

「世界のムナカタ」として国内外から高い評価を得て、不動の地位を築いた棟方志功は多くの女性像の名作を残している。
棟方芸術の思想的特徴のひとつに<フェミニズム、女性崇拝>がある。幼少の時に影響を受けた祖母の宗教観、母の深い慈愛、婦人の情愛などが礎となっている。
本作品「明々妃図」は肉筆で描いた倭画である。
倭画は「やまとえ」と呼ばれ、棟方独自の肉筆日本画の呼び名であって、日本の美であることを意識した本人の造語である。
画面内に書かれた「明々堂々」は“明らかにはっきりあらわれていて、少しも覆い隠すことがない”という禅語「明歴々露堂々」から棟方が引用したものであろう。
高い精神性と色彩豊かな本作「明々妃図」は貴重な棟方作品である。

 
 
 

洋画

藤田嗣治
藤田嗣治
横を向く婦人

(紙にドローイング/水彩)
[画寸法 352×272mm]1930年
東京美術倶楽部鑑定委員会 鑑定証書 有
TSUGUHARU FUJITA

1913年東京美術学校(現東京藝大)を卒業後、フジタは森鴎外の勧めもあってフランスに渡った。当時のフランスはキュビズムの全盛期で、翌年には第一次大戦が勃発するというまさに波乱の幕開けと言える時代であった。

パリに居を構えたフジタはモディリアーニ、ピカソら多くの画家が暮らすアトリエ住宅「洗濯船」に出入りしながら、次々と挑戦的作品を発表していく。1920年代、彼の作品は「すばらしき乳白色」と絶賛され「パリの寵児」と言われるまでになる。

本作「横を向く婦人」は、人気絶頂期1930年に制作された。当時の西洋人にとって見たこともない面相筆を使った線が圧倒的に美しい。墨の濃淡で質感や透明感を出している本作品は、彼のテクニックを存分に堪能することが出来る水彩画の逸品と言えよう。

現在フジタの市場の評価は世界的にも盤石の地位を築いているが、今後もますます高まっていくことであろう。

 
斎藤真一
越後瞽女日記 陽の川

(板、油彩)
[画寸法 240×333mm]
日本洋画商協同組合 鑑定登録証書 有
SHINICHI SAITO

斎藤真一は「瞽女」と呼ばれる盲目の旅芸人や遊郭「吉原」など明治時代の情景や失われた日本文化を書き残し高い評価を得た作家である。
静岡県伊東高校の教師時代、斎藤は本当の瞽女の姿を描きたいとの思いで、毎年休暇を使って越後を訪れる。風、雨、雪(ふうせつ)伴う厳しい自然の越後平野を誓女と共に歩いて取材をする。後に発表した「落女」のシリーズは斎藤真一の代表作となる。このシリーズの特徴は「赫」の色彩の世界である。この「赫」について斎藤は次のような落女の話に感銘を受ける。「目の見えていた幼い頃の一番はっきりした記憶は越後平野に沈んでゆく真っ赤な太陽でした。まぶたの中に今でも焼きついています。」

以来、「赫」は斎藤真一を象徴する色となった。本作「越後瞽女日記陽の川」で見る「赫」は切なくもあり、日本人の心の奥にしみわたる精神性の高い一品である。

 
アイズピリ
アイズピリ
サントロペ
(ミクストメディア)
Association Paul AÏZPIRI 鑑定証 有
[画寸法 410×330mm]
Paul AÏZPIRI
 
アイズピリ
アイズピリ
青い水差しの花
(グワッシュ)
Association Paul Aïzpiri 鑑定証 有
[画寸法 500×325mm]
Paul AÏZPIRI

アイズピリは、1919年バスクの血を引く彫刻家の父とイタリア人の母のもと、パリに生まれた。
1936年パリ芸術大学に入学、26歳の若さでサロン・ドートンヌの会員に推挙され、32歳で1951年開催されたヴェネツィア・ビエンナーレにおいてナショナル大賞を受賞するなど、その才能はヨーロッパ各地で高い評価を受ける。
アイズピリは晩年フランスでシャガール、マティス、デュフィーなどの人気作家と並び称される色彩画の巨匠としての地位を築きあげた。
本作品「青い水差しの花」はしっかりとした線描と豊かな色彩で軽やかに描いたグワッシュ(水彩)画である。飾りやすい縦長サイズでアイズピリのセンスが光る逸品である。

 
yamashita
山下清
富士山 SOLD OUT
(色ペン画 色紙)
山下清鑑定会 鑑定書 有
KIYOSHI YAMASHITA
本作品は、静岡県日本平から見た富士山である。
フェルトペンを使い「点と線」で描いた山下清の素描画である。
一般的に、鉛筆やフェルトペンで描く時は、意識的に力の入れ具合を調整して線の太さを表現する。しかし、山下清は常に一定の太さ、濃さで描いている。濃淡の表現には「点」を使い、「点」の密度によって濃淡を表現するという彼独自の技法である。フェルトペンで絵を描くことは非常に難しいとされている。なぜなら、全体の構図をとりながら描くことが出来ず、いきなり始めなければならないからである。フェルトペンで一度引いた「点と線」は書き直せない。失敗は許されないのである。彼の作品は全て「消す、直す」を行っていない。まさに天才といえる。本作「富士山」は“花火”の題材と共に山下清の代表的人気作である。没後50年経った現在も変わらぬ人気の山下清。近年、絵画市場で常に完売の状態が続いており、価格も上昇を続けている。
 
三岸節子

(パステル 紙)
[画寸法 411×393mm] 1956年1月作
東美鑑定評価機構鑑定委員会 鑑定証書 有
SETSUKO MIGISHI

「炎の画家」と呼ばれた三岸節子。
女性の自立が困難であった時代に画家を目指し、若き天才画家三岸好太郎と出会い、結婚。その後好太郎との早すぎる死別。残された3人の子供を育てながら画業を続け、40代中頃には日本を代表する女流画家になる。
1954年、長男黄太郎の留学先であるフランスに渡り1年半程滞在する。滞在中、当時フランスの人気作家ジョルジュ・ブラックやアンリ・マティスの絵に感銘を受ける。
大胆な構図と自由な色彩で描かれた本作品「花」は1956年(51歳)フランスから帰国後に制作されたパステル画である。節子が描く「花」は生命力そのものである。彼女の辿った激動の人生と情熱の痕跡が感じられる本作は、見る者に感動を与える稀少な作品である。

 
ワイズバッシュ
三重奏
(油彩15号)
CLAUDE WISEBASH
ラポルト
黄色い花
(油彩 8号)
GEORGES LAPORTE
 
ドラクロワ
Au Coin de Rue
(グワッシュ)
[画寸法 475×340mm]
MICHEL DELACROIX

1933年、ミッシェル・ドラクロワはエコール・ド・パリの中心地、モンパルナスに生まれ育つ。
1940年(7才頃)、第二次大戦下パリは独軍に約4年間占領された。彼の多くの作品は、この子供時代のパリの想い出を描いたものである。18才でパリ、エコール・デ・ボザールに入学し、その後舞台美術の仕事をしながら、画家活動を続ける。'70年代に入ると彼の作品は、ヨーロッパ各地で高い評価を受けるようになり、数々の賞を受賞する。
1986年、米国のハーバード大学より創立350周年記念制作の依頼を受ける。その後アトランタオリンピック、仏サッカーW杯の公認アーティストとして選出されるなど世界的人気作家に登りつめていく。
戦時下のパリの街角を描いた本作「Au Coin de Rue」は、1990年前後に制作されたと思われる水彩画である。自動車は消え、石畳の路を行き交う馬車、カフェでおしやべりをする人、煙突から真っ直ぐに伸びる煙など、まるでドキュメンタリー映画のワンシーンのようで、人々の生きる喜び、優しさや温かさが伝わってくる、古き良き時代を想い起こさせてくれる逸品である。

 
ドラクロワ
Sauvé
(水彩)
[画寸法 330×490mm]
MICHEL DELACROIX
 
ビュッフェ
ビュッフェ
きんせんか SOLD OUT
(油彩 15号)1964年作
BERNARD BUFFET
 
荻須高徳
モンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通り
(油彩 20号)1952年作
荻須恵美子 鑑定書有
TAKANORI OGISU

本作品に描かれているサント・ジュヌヴィエーヴ通りは、パリをゲルマン族から守り抜いた守護聖人ジュヌヴィエーヴから付けられた歴史ある通りである。近くには、ヴィクトル・ユーゴー、ジャン・ジャック・ルソーなど多くの偉人が埋葬されているパンテオンがある。
1952年(当時51才)に制作された本作品は、歴史ある商店街が描かれている。色とりどりの店先はひっそりと閑静な佇まいだが、何かを語りかけてくるかのような気配が感じられる。多くの荻須作品には見られない人物が遠くに描かれ、人々の生活の息づかいが伝わってくる。
長年パリを見つめ続けた荻須のパリへの想いが滲み出ている本作品は、見応えのある荻須の傑作といえる。

 
荻須高徳
雑貨店 SOLD OUT
(油彩12号)1930年作
荻須恵美子 鑑定書 有り
TAKANORI OGISU
 
絹谷幸二
黄金背景 龍図薔薇 SOLD OUT
(ミクストメディア 10号)
KOJI KINUTANI

日本を代表する洋画家、絹谷幸二。
古都奈良で生まれ育ち、イタリアでアフレスコという古典的技法を体得、それが唯一無二の画風を完成させた。
「私のすすむべき道を色彩によって切り開いてきた」、「今の時代一番必要なのは色と香りだ」と絹谷幸二は語っている。
本作品「黄金背景 龍図薔薇」は縁起の良い龍図の花瓶に咲き誇る花々を描いた力強い作品である。
歓喜あふれる色とりどりの薔薇の花は、高揚感を高めるピンクやオレンジなどを使いながら、心を鎮静させる青や緑などの相反する色彩を同時に使用している。背景に本金箔を使用して圧倒的存在感を放つ本作は、エネルギー溢れる珠玉の逸品である。

 
 
トラモーニ
白い花の花かご
(油彩 10号)
OLIVIER TRAMONI
トラモーニ
南の美女
(油彩 12号)
OLIVIER TRAMONI
 
東鄕青児
塔と女
(油彩)
[画寸法 273×220mm]
東郷青児鑑定委員会鑑定証 有
SEIJI TOUGOU

1921年 仏に渡った東郷青児は、留学中(1921年~1928年)にルーブル美術館で見たレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリなどの甘美な女性像に感銘を受ける。また、この時代フジタ、竹久夢二らの人気作家の影響を受けつつも、一派、一流に従って描く事を否定し、東郷青児独自のスタイルの女性像を確立し、築きあげていった。
没後、40年以上経った今も柔らかな曲線と穏やかな色調で描くモダンで優美、そしてロマンチックな画風は時代を超えて見るものを魅了してやまない。

 
ボナフェ
1軒の納屋 SOLD OUT
(油彩 5号)
ROGER BONAFÉ
 
コタボ
チューリップの花束
(油彩 15号)
フロラン・コタボ 証明書 有
ANDRE COTTAVOZ

重厚なマチエールと多彩な色使いで20世紀フランス画壇を代表する作家、アンドレ・コタボ。

印象派やフォーブという先人たちの血を引き継ぎながらも、それに踏襲することなく、彼独自の造形を生みだしてきた。

コタボの言葉に「湧き出るものがないときは、キャンバスを破って何十回も描き直す」とある。

彼の作品制作の上で最も重要なことは、沸騰する内面の感情をいかに表現できているかなのである。その意味からするとコタボの体質はヴァン・ゴッホのそれと相通ずるものがあるのかもしれない。

本作「チューリップの花束」は、コタボらしい色彩の緑がかった青に赤、黄色、緑を使った厚い色面を掘り刻みながら輪郭は力強く動感に満ち溢れている。

お洒落で飾りやすい縦サイズの作品であるが、作者の烈しい生気の鼓動が伝わってくる静物画である。

 
ギヤマン
楽しいお祭り
(油彩 6号)
PAUL GUIRAMAND

 
ガントナー
ガントナー
秋のアルザス
(油彩 25号)
BERNARD GANTNER
 
増田誠
ビオロニスト
(油彩 サムホール)
MAKOTO MASUDA
織田広比古
森の散歩
(油彩 8号)
HIROHIKO ODA
 
ブラジリエ
浜辺の騎馬隊
(水彩)
[画寸法 260×360mm] 1976年作
アレックス・ブラジリエ 証明書 有
ANDRÉ BRASILIER

現代フランス画壇の第一人者であり世界的評価の高い国際的アーティストとして活躍を続けるアンドレ・ブラジリエ。
躍動的に浜辺を乗馬する人々を描いた本作「浜辺の騎馬隊」は1976年(当時47歳)に制作された水彩画である。色数を抑え、簡素化された構図で描かれた本作品は東洋の水墨画の精神をみることができ、日本人に受け入れやすい人気作品といえる。
ブラジリエの代表的なモチーフである乗馬を描いた作品は、作家自身の出自が上流階級にあり、競馬や乗馬といった貴族の嗜みは作家に近い自然なものであった。
生前、親交が深かった日本画家東山魁夷は、「感動を簡潔な構図と洗練された色感によって生き生き表現し得る才能を持ち合わせている」と評したように、二人はお互いを認め合う存在であった。2005年、ロシアエルミタージュ美術館に於いて開催された「ブラジリエ回顧展」は20世紀フランスを代表する作家としての地位を決定づける事となった。

 
ブラジリエ
夕暮れの騎馬隊 SOLD OUT
(油彩 5号)2000年作
アレックス・ブラジリエ 証明書 有
ANDRÉ BRASILIER
 
ギィ・デサップ
パリ 学士院
(油彩 6号)
GUY DESSAPT
19世紀末、フランスではスーラ、ピサロ、シニャックなどが推進した点描法が人気を博し、新印象主義と評された。
現代の印象派と人気の高いギィ・デサップは彼らの点描法を継承しつつ、油彩とアクリル絵具を併用し、絵具に砂や樹皮を混ぜた独自の技法を確立した。デサップのこの質感のあるマチエールと光に満ち溢れた作風はフランスはもとよりアメリカ、日本など国際的に高い評価を得ている。
デサップ60代後半に制作されたと思われる本作品「パリ学士院」は馬車が行き交う雨のフランス学士院界隈を描いた作品で、近くにはルーブル美術館がある。夕暮れの石畳に映るガス灯の光、まるで古き良きフランス映画の一場面を見ているような臨場感あふれる作品である。
 
sakrai
田村能里子
沙の民
(油彩 サムホール)
NORIKO TAMURA

アジアの雄大な自然の中で力強く生きる女性、老人を描いて人気の女流画家、田村能里子。
近年は大画面の壁画作品を圧倒的エネルギーで制作し、国内のみならず、世界的にも高い評価を博している。
本作品「沙の民」は、西アジアの砂嵐が吹き荒れる厳しい自然の中で生き抜くひとりの老人を描いた作品である。
男の深く澄んだ眼差し、寡黙な表情は長く生きてきた様々なドラマを想像させる。
絵に向かい、時を忘れて無言の対話をしてみたくなる逸品である。

 
モワラス
モワラス
コントラバス
(ミクストメディア 6号)
JEAN MOIRAS
モワラス
モワラス
レ バサック(プロヴァンス)
(ミクストメディア 4号)
JEAN MOIRAS
 
ジャンセン
アルルカン衣装のリンダ

(鉛筆・パステル)

[画寸法 650×500 mm]1994年作
フローラ・ジャンセン鑑定書 有
JEAN JANSEM
 
松井ヨシアキ
百合のあるブーケ SOLD OUT
(油彩 10号)
YOSHIAKI MATSUI
松井ヨシアキ
夜々 SOLD OUT
(油彩 4号)
YOSHIAKI MATSUI
 
トマサ・マーティン
思い出
SOLD OUT
(紙油彩 5号)
TOMASA MARTIN
 
ミッシェル・アンリ
サントシャペル、ノートルダム大聖堂、セーヌ川
(油彩 15号)
MICHEL HENRY
ミッシェル・アンリ
赤のシンフォニー
(油彩 30号)
MICHEL HENRY
 
藤井勉
再会
(水彩)
[画寸法 600×720mm]
TSUTOMU FUJII
 
ロカジェル
ヴェネチアンブーケ
(油彩 15号)
GUY ROCAGEL
ユルバン・ウッシュ
モンマルトルの小さな家々
(油彩 10号)
URBAIN HUCHET
 
照沼光治
茜空
(アクリルスクラッチ 5号変形)

KOJI TERUNUMA
 
ピラー・テル
虹色の木
(オイルオンボード)
[画寸法 250 x 250mm]
PILAR TELL
 
八代亜紀

(油彩 4号)
AKI YASHIRO
 
YANAGITA
柳田晃良
山猫
(油彩円窓 4号)
AKIRA YANAGITA
YANAGITA
柳田晃良
カワセミ
(油彩 0号)

AKIRA YANAGITA
 
sakrai
櫻井幸雄
ムニャムニャ語(桜子)
SOLD OUT
(油彩 6号)2021年作
YUKIO SAKURAI
 
sakrai
櫻井幸雄
遠いゴール(七月の高原)

(油彩)
[画寸法 255×440mm] 2012年作
YUKIO SAKURAI

現在 日本を代表する童画の第一人者、櫻井幸雄。代表作である「出番のないベンチ」シリーズは画伯の長男が所属していた少年野球チームの子供達を作家自身の願いを込めて描いた作品であった。
以来、日本の四季と子供達をテーマにした「ムニャムニャ語」、サッカーに打ち込む少年少女を描いた「遠いゴール」シリーズを次々と発表し、人気作家として不動の地位を確立した。
本作品は、2012年に制作された「遠いゴール」シリーズの油彩である。画面から子供達の元気な声が聞こえてくるような臨場感あふれる微笑ましい貴重な作品である。