仏画家 ボナフェ 〜溢れる光、爽やかな風〜
ROGER BONAFE
1932年 フランス、モンペリエ生まれ。
1960年にフランスのオランジュで初個展を開催。以降、世界各地で好評を博す。1991年初来日、東京芸術劇場にて個展を開催。2002年仏・ヴァル城で大回顧展。近年まで、南仏のアトリエで精力的に創作活動を続けた。
彼の絵画は、モチーフである風景、静物、人物を大胆かつシンプルに構成し、“成熟の赤”と評される「赤」を基調とした独特の色彩が豊かな画面を作り出している。
〜画家ロジェ・ボナフェの作品が色彩の芸術だというのは、確かに月並みな表現かもしれない。しかしながら彼の描く風景、静物、人物の中で最も我々の目を惹きつけるのは、血潮の赤であり、曇りない青であり、輝く緑ではないだろうか。人や物や彼を取り巻く全てのものに対する愛情の歌なのだ。何故ならば南仏に生まれ育ったボナフェの人生そのものが色彩に溢れているからである。
〜仏 ルーブル美術館 文化局 ダニエル・スリエ
※近年、ロジェ・ボナフェの油彩と称して、
多くの贋作が出回っております。 ご注意下さい。