シャガール
MARC CHAGALL
1887年 | ロシア・ビデブスク生まれ。 |
1910年 | パリのアカデミー・ジュリアンに留学。アポリネールやピカソ、モジリアニたちと交わり、フォービスム、キュビスムの感化を受ける。 |
1914年 | ベルリンで初個展。 |
1931年 | 聖書の世界を実感するため、パレスチナに滞在する。この体験は『聖書』のための挿絵だけではなく、この時期に描かれた他の作品にも影響を及ぼす。 |
1937年 | フランス国籍取得。 |
1939年 | カーネギー賞を受け渡米。 |
1950年 | フェルナン・ムルロの工房で初めてリトグラフのポスターを制作する。以後、シャガールはすべてのリトグラフをこの著名な版画工房で仕上げ、またリトグラフの大家シャルル・ソルリエと親交を結ぶ。 |
1952年 | パリのオペラ座の天井画、ランス大聖堂のステンドグラス等の制作着手。出版社テリアードより「ダフニスとクロエ」の挿絵用に彩色リトグラフの依頼を受ける。 |
1961年 | 「ダフニスとクロエ」(挿絵42点)をテリアードが出版。 |
1963年 | 東京国立博物館と京都国立博物館で回顧展。 |
1964年 | パリ・オペラ座の天井画が完成。 |
1966年 | ニューヨークのメトロポリタン・オペラ座のために大壁画2枚を制作。 |
1973年 | ニースの国立マルク・シャガール「聖書のメッセージ」美術館開館。 |
1977年 | レジョン・ドヌール最高勲章(グラン・クロウ)を受ける。 |
1985年 | 歿。享年97歳。 |
ロシア民族の図太い明るさと、ユダヤ民族の昏い思索性、神秘性を併せたシュールレアリスム作風を確立。
“色彩の魔術師”といわれる豊麗な色、空中を浮遊する超現実的な幻想、詩情などで独自の世界を展開した。その作品の主題の多くは、人間や動物たち、中でも地上の恋人たちの永遠の愛である。