絹谷幸二

1943年 奈良県奈良市に生まれる。
1968年 東京藝術大学大学院修了、独立美術協会会員に推挙される。
1971年 渡伊しヴェネツィア・アカデミア入学、アフレスコ画を研究（〜73年）。
1974年 第17回安井賞受賞。
1987年 第19回日本芸術大賞受賞。
1993年 東京藝術大学美術学部教授となる。
1997年 長野冬季五輪公式ポスター原画制作。
2001年 第57回日本芸術院賞受賞、日本芸術院会員に任命。
2009年 絹谷幸二賞が毎日新聞社主催で創設される。
2010年 東京藝術大学名誉教授に就任。
2014年 文化功労者に顕彰される。
2015年 第66回日本放送協会 放送文化賞受賞。
2016年 梅田スカイビルタワーウエスト27階に「絹谷幸二 天空美術館」が開館。
2017年 「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」京都国立近代美術館/北海道立近代美術館。
2021年 文化勲章受章

京都国立近代美術館、中国・北京 精華大学藝術博物館、北海道立近代美術館などで展覧会開催。
現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員、独立美術協会会員、文化勲章受章者

東京藝術大学を経て1971年のイタリア留学によってアフレスコ（壁画技法）をさらに深め、帰国後、歴代最年少にて洋画家の登竜門である安井賞を受賞。多彩な技法を駆使し、エネルギーに満ちあふれた独自の画風を確立した。現在はシュルレアリスムと抽象表現主義を総合したような画面構成に漫画的吹き出しを組み込む事で、現代的な具象画の探求を行っている。1997年には長野冬季オリンピックポスターの原画制作、2008年には渋谷駅の壁画にパブリック・アートを設置、2014年には文化功労者に選出され、美術と社会を結びつける幅広い活動も行っている。2021年 文化勲章受章。