デサップ
GUY DESSAPT
1938年 フランス、クルゾ市に生まれる。
1955年 「アトリエ・ダーバル」へ入学し、美術・装飾美術学を学ぶ。
1961年 サントロペに移住。
1965年 渡米しニューヨークを拠点にパリ、ヴェニスなどの各地で個展開催。
1980年 モンテカルロ国際現代美術グランプリ入選、カンヌ国際絵画大賞入選。
1991年 初来日展開催し、好評を博す。
1999年以降 VISAJAPAN、日清紡等の大手企業カレンダーに選定される。
2006年 ホテルオークラ東京 作品買い上げ(100号)
2012年 4月の来日展がNHKのニュースで放送され、話題となる。
以後、フランス・アメリカ・日本にて個展を開催するなど国際的に活躍中。
自然は固有色ではなく、刻々微妙に移ろう光によって支配される。印象主義のこうした色彩理論を更に科学的に追求したのが19世紀末期の新印象主義である。
異なる原色の絵具をキャンバスに並置し、離れた視点から確認すると隣接する色片と色片との対比感が薄らぎ、あたかも渾然一色となって観えるから不思議だ。ギィ・デサップはかつてスーラなどが推進したこの点描法を現代に受け継ぎ、それを活かしつつ油彩とアクリル絵具を併用し、独自な深い光のニュアンスを湛えている。これは、この画家ならではの輝かしい特徴だろう。〜美術評論家ワシオ・トシヒコ