ラポルト
GEORGES LAPORTE
1926年 | パリに生まれる。 |
1946年 | ヨーロッパ、アフリカなど、写生旅行を続ける。 |
1948年 | シュール・アンデパンダン展初出品。フランス作家展、サロン展、コンパレゾン展に参加。新人賞、青年賞を受賞。 |
1958年 | “バスチャン・ルパージュ”賞受賞。リヨンで初個展。エクス・アン・プロヴァンス市賞受賞。 |
1960年 | 最初のパリでの個展。パリ市による最初の作品購入。 |
以降パリ、グルノーブル、チューリッヒ、ジュネーブ、ボストン、ロンドン、ストックホルム等で個展。 | |
1965年 | フランス国営放送によって最初の短編映画“ラポルト、北国の岸辺で” 完成。 |
1972年 | フランス文化の威信に貢献したため、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。 |
1974年 | 初来日。ジャン・ジョオノ「丘」の挿画(70部)東京で展示。 |
1983年 | 日本各地で個展。以降定期的に個展開催。 |
1984年 | 日本の運輸省の公報雑誌の表紙を飾る。 |
1985年 | 日本とアメリカのための銅版画に関する短編映画完成。 |
1987年 | フランス芸術文化勲章オフィシェ受章。 |
1988年 | ニューヨークのアート・エキスポの来賓として招待される。 |
1989年 | “日本におけるジョルジュ・ラポルト”の刊行。(ヴィジョン・ヌーヴェル出版社) |
2000年 | 74歳にて逝去。 |
フランス国立美術館の公刊物であるノーミ社編の巨匠シリーズにシャガール、ミロ等と並び、現代10代作家に名を連ねている。
パリ国立近代美術館、パリ市立近代美術館、パリ国立図書館をはじめ、世界各国の著名な美術館に収蔵。尚、故ポンピドー大統領や、故アンドレ・マルロー等も彼の作品のコレクターである。
空間の広がりのあるコンポジション、ブルーグレーや白などの落ち着いた美しい色調で、北欧の海や湖を深いところで表現する。
〜 ラポルトは、或る俳諧の選集を私に委ねた。彼の好む句の意味は次の通りだ。
「ツメクサの一番小さな葉の上に、きらめく水滴に映る月光は、富貴貧賤を問わず誰も奪えない。」〜アンリ・ケフレック