パブロ・ピカソ Face No.202 セラミック/ 底部に限定番号 限定500部 EDITION PICASSO の刻印 [画寸法 250×250mm]1963年作 PABLO PICASSO |
第ニ次世界大戦後のピカソにとって、解放感は計り知れないものだった。 |
パブロ・ピカソ Polychrome bird セラミック/底部に限定番号 限定200部 EDITION PICASSOの刻印、MADOURA PLEIN FEUの窯印 [画寸法 320×390mm]1947年作 PABLO PICASSO |
フランチェスコ・ペトラルカ(1304~1374年)はイタリアの詩人・学者。代表作「カンツォニーレ」はラウラという女性へ捧げられた恋愛抒情詩である。 1947年に出版されたこの詩集は「カンツォニーレ」から5つのソネットが収められている。詩は匿名希望の翻訳家によりフランス語に訳されたが、題辞、序文、また諺の中に現れる手がかりから容易に特定でき、翻訳者はフランスの作家、詩人、評論家でもあるルイ・アラゴン。彼の妻である作家エルザ・トリオレへのオマージュにもなっている。 本作の版画は美しい楕円形の顔に髪がなびいていて、これはラウラやエルザの理想的な肖像画で、この作品によってピカソの愛人フランソワーズ・ジローの特徴を見出していたと想像できる。同日にピカソはシュルレアリスムを用いた同じ顔のエッチングを制作した。 |
19世紀から20世紀のフランスでルノワール、セザンヌ、ゴッホ など印象派、後期印象派の画家を多方面から援助し、彼らから 厚い信頼を得ていた画商アンブロワーズ・ヴォラール。 1930年~1937年にかけてヴォラールはピカソに100種類の 版画の制作を依頼する。この版画は“スウィートヴォラール”と 称され戦前におけるピカソの版画の主峰をなすものになった。 現在このシリーズは、世界中の美術館、コレクターに収蔵されて いる。本作品「Femme accoudée, sculpture de dos et tête barbue」はスウィートヴォラールの中の一作で、1933年 ピカソ52歳の時に制作された250部のエッチングである。内容はこのシリーズの中心主題となっている“彫刻家とアトリエ” 46種の中で特に人気が高く、まさにピカソ絶頂期の代表作品と言える。 ピカソ版画の国際市場価格は青の時代の1904年に制作された傑作版画<貧しき食事>が2014年、ロンドンのオークショ ンにおいて120万2500ポンド(当時2億1千万円)で落札され た。以来、ピカソの版画の世界市場価格は上昇を続けている。 アンブロワーズ・ヴォラール(1866~1939年) |
ピカソ ゴンゴラ・20の詩#5 (銅版画)275部限定 [画寸法 各375×275mm] [額寸法 585×795mm]1948年作 PABLO PICASSO |
ピカソが1947年に制作した『ゴンゴラ』は、翌年、275部の豪華限定版としてパリで刊行された。 60代半ばを過ぎたピカソが、同じスペインの大詩人ゴンゴラの詩を描いた本作品集は、ピカソ一流の変奏が施され、20世紀出版史の上でも代表的な詩画集と言えるだろう。 |
棟方志功 大顔の柵 (板画) [画寸法 200×185mm]1959年作 棟方志功鑑定登録委員会 鑑定書 有 SHIKO MUNAKATA |
「世界のムナカタ」として国内外から高い評価を得て、確固たる地位を築いた棟方志功は多くの女性像を描いた名作を残している。 |
棟方志功は代表作「釈迦十大弟子」の制作について次のように語っている。 |
藤田嗣治 猫十態 SOLD OUT <日本経済新聞2023年1月掲載作品> (銅版画 (マカール法)サイン・番号入り) [画寸法 289×350mm]1929年作 Sylvie Buissonの証明書 有 TSUGUHARU FUJITA |
藤田嗣治といえば、猫である。 フジタが猫を描くようになったのは、彼が盛り場から夜遅くパリの石畳を歩いてアトリエに帰る途中、ふと足元にまとわりついて来た猫をつれて帰ってきたのが、その発端であったという。 故郷を遠くはなれた異国の地で文字通り自分の「腕一本」にすべてを賭けて苦悶していたフジタにとっていつの間にか、アトリエに住みついてしまったこの愛すべき生き物は大きな慰めになったのかもしれない。 「猫十態」は、1929年パリに発表された10種類版画シリーズでフジタの版画の代表傑作の一つとされている。 当時この銅版画制作にたずさわった職人の名から“マカール法”と呼ばれ、アクアチントなどの混合技法で制作された。 フジタ自身も製版から仕上げまでかかわり、すべてに自筆サインを入れている。 本作の横たわる猫を描いた作品は、このシリーズ10作の中でも特に人気があり質の高い逸品である。 |
藤田嗣治 トミリス(コロタイプ) SOLD OUT [画寸法 260×200mm]1930年作 TSUGUHARU FUJITA |
【猫の本】 1929年に描かれたモノトーンのドローイングに、イギリスの詩人マイケル・ジョセフが猫の名前と短文を添え、フジタが制作したコロタイプ版画20点を付した500部限定の挿画本。 ジョセフは、猫の権利向上を求めるロビイストであり、「大英帝国シャム猫協会」の初代会長に就任するほどの猫好きであった。本書の猫たちは、一匹一匹にギリシャ神話や聖書、ローマ史に現れる女神などの名前がつけられている。 コケティッシュなハーハス、自由を愛するサッフォーなどそれぞれ個性的な性格が綴られている。愛らしさだけでなく、ネズミを捕る冷酷さ、つれなさ、細やかな仕草を賞賛する愛猫家にとって、 簡潔でありながら猫の多様な個性を想像させるフジタの表現は十分に魅力的だっただろう。 1930年、ニューヨークにおける本書の刊行は、フジタの名声をアメリカで広める契機となった。 |
藤田嗣治 ランジェリー〜四十雀 (リトグラフ) [画寸法 185×185mm]1963年 TSUGUHARU FUJITA |
【しがない職業と少ない稼ぎ】 全 119 ページ、エディション番号付き 261 部の限定本。 パリの風俗をテーマとした作品を得意とした作家のアルベール・フルニエとギイ・ドルナンのテキストに、藤田の油彩画をもとにした 21 点の多色刷り木口木版の挿画入り大型挿画本である。 ここで掲載されている藤田の自画像を除く、20 点の挿画は、すべて 1958~59 年に描かれた油彩による連作《小さな職人たち》から選ばれていることを考えると、藤田はかなり以前から出版人のピエール・ド・タルタスとともに、この挿画本の構想を練っていたことがうかがえる。 タイトルにもある「しがない職業」は、19世紀から 20 世紀にかけて台頭したブルジョワ層と対極をなす、むかしながらの職人や街角にたつ物売りたちのことを指しており、ここでは、「ガラス職人」「床屋」「仕立屋」「左官屋」「すみれ売り」など、子供の姿態をつかって表現されたさまざまな職人たちが、藤田によっていきいきと描かれている。生涯、自分のことを職人だと自認していた藤田にとって、パリの街角でひっそりと、かつたくましく生きている職人たちは、自身の人生と重ね合わせて見つめ続けるべき特別な存在であった。 |
〜その他の藤田作品はこちら〜 |
ジェームズ・リジィ PASSION FRUIT (シルクスクリーン サイン・番号入り) [画寸法 730×530mm] JAMES RIZZI |
ブラジリエ 小さい森 (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 915×645mm] 1987年作 ANDRÉ BRASILIER |
カトラン ビクトリア調の花瓶とレモンバスケットのある静物 (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 480×670mm]1989年作 BERNARD CATHELIN |
カトラン マリー・ルイーズのベゴニア (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 633×442mm] BERNARD CATHELIN |
ボナフェ 村と大きな赤い木 (シルクスクリーン サイン・番号入り)限定部数 185部 [画寸法 438×530mm] ROGER BONAFÉ |
私の愛する大切な場所を情熱を込めて描きました。 |
モワラス サント (ジグレ+手彩 サイン・番号入り) [画寸法 275×200mm] JEAN MOIRAS |
モワラス カマルグ (ジグレ+手彩 サイン・番号入り) [画寸法 275×200mm] JEAN MOIRAS |
モワラス ローランティド (※デジグラフィ版画 サイン・番号入り) [画寸法 425×425mm] 2024年作 30部限定 自筆証明書 有 JEAN MOIRAS |
※Digigraphie®とは? 2003年、エプソンフランスによってINPI(フランス国立工業所有権研究所)とOHIM(欧州連合知的財産庁)に商品登録され、その後ヨーロッパで使用されるようになりました。 Digigraphie®アートプリント、デジグラフィはオリジナル作品を複製するために美術館でも多くの作品に採用されており、世界中のアーティストが使用しています。 EPSON Professionalフォトプリンタによって刷られるデジグラフィには最低でも60年間色を維持すると保証されている最高品質の顔料インク とEPSONが承認したアート紙のみが使用され、最低でも8色以上のインクが使用されます。 デジグラフィには1枚ずつ作家の署名が入った証明書が添付されDigigraphieの証印が押されています。 Digigraphie®のラベルの付いた作品は、digigraphie.comのサイトに登録され、検索によってエディション数、サイズ、紙の種類、アーティスト名、制作ラボ名等の詳細が分かるようになっています。 |
ミロ HOMMAGE A SAN LAZZARO No.982 (エッチング、アクアチント サイン・番号入り) [画寸法 540×385mm] 1977年作 JOAN MIRÓ |
ピカソと共に20世紀を代表するスペインの巨匠、ジョアン・ミロ。 ※フォルメントールはスペインマジョルカ島にある岬で人気の観光名所になっている。マジョルカ島はミロのアトリエがあった事でも有名。 |
ビュッフェ ロールスロイス 1926年型(赤) (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 500×670mm]1985年作 BERNARD BUFFET |
ジャンセン ろうそくのある静物 (リトグラフ サイン・番号入り ) [画寸法 490×650mm] 1984年作 JEAN JANSEM |
カシニョール アニバーサリー (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 890×680mm] 1990年作 JEAN PIERRE CASSIGNEUL |
平松礼二 日本の祈り 花は咲く (シルクスクリーン 手張り本金箔) [画寸法 400×900mm] REIJI HIRAMATSU |
東山魁夷 柿の木と白壁の家 (木版画) [画寸法 267×345mm]1980年作 KAII HIGASHIYAMA |
千住 博 ウォーターフォール (HSエディション) [画寸法 486×606mm] 2007年作 HIROSHI SENJU |
千住 博 タイドウォーターIV (リトグラフ・シルクスクリーン) [画寸法 465×652mm] 2002年作 HIROSHI SENJU |
千住 博 大イチョウ (陶板画) [画寸法 350×280mm] 2003年作 HIROSHI SENJU |
千住 博 朝に聴く声 (シルクスクリーン) [画寸法 502×432mm] 2001年作 HIROSHI SENJU |
中島千波 黒牡丹 (木版) [画寸法 320×480mm] CHINAMI NAKAJIMA |
三岸節子 花(I) (リトグラフ) [画寸法 600×375mm] SETSUKO MIGISHI |
舟越 桂 眠りの街のスフィンクス (銅版画) [画寸法 305×250mm] 2008年作 25部限定 KATSURA FUNAKOSHI |
加山又造 紫陽花 SOLD OUT (メゾチント ビュラン サイン番号入り) [画寸法325×223mm] 1992年作 MATAZO KAYAMA |
森田りえ子 秋華 (手張り本金箔・シルクスクリーン) [画寸法 410×900mm] RIEKO MORITA |
後藤純男 鹿苑寺庭園 SOLD OUT (リトグラフ サイン・番号入り) [画寸法 352×850mm] SUMIO GOTO |
熊谷守一 たねまき (木版 画面に印章) [画寸法 263×194mm]1977年 MORIKAZU KUMAGAI |
斎藤清 会津の冬(93) 金山町 (木版 サイン・番号入り) [画寸法 387×520mm] 1991年作 KIYOSHI SAITO |
斎藤清 霊峰 (11) (木版画 サイン・番号入り) [画寸法 450×600mm] 1980年作 KIYOSHI SAITO |
斎藤清 稔りの会津(9) (木版 サイン・番号入り) [画寸法 378×527mm] 1988年作 KIYOSHI SAITO |
清水 規 朝萌ゆ SOLD OUT (ミストグラフに手彩色) [画寸法 465×900mm] NORI SHIMIZU |
瀧下和之 富嶽風神雷神図 SOLD OUT (シルクスクリーン) [画寸法 388×530mm] KAZUYUKI TAKISHITA |
フジ子・ヘミング ピアノ練習 (銅版画 サイン番号入り) [画寸法 340×345mm] Ingrid Fuzjko Hemming |
フジ子・ヘミング Wien 1968 (シルクスクリーン サイン・番号入り) [画寸法 380×270mm] Ingrid Fuzjko Hemming |
フジ子・ヘミング スージィー (木版 サイン番号入り) [画寸法 277×270mm] Ingrid Fuzjko Hemming |
櫻井幸雄 出番のないベンチ〜といかけ 2 (手彩版画 8号) YUKIO SAKURAI |
上村淳之 四季 花鳥図 (シルクスクリーン) [画寸法 352×900mm] ATSUSHI UEMURA |
祖母松園の晩年暮らした奈良、平城山(ならやま)の先生のアトリエに訪れる小島たちと季節の移ろいを描いた「四季花鳥図」は、2010年にオープンした大阪新歌舞伎座の緞帳の為の原画として制作されました。 「鳥の気持ちを、声を描きたい。生命の輝き、それを謳歌する鳥の歓びを描きたい。」そんな先生の願いが込められた代表作です。 |