今月の特別展

 
会場:(荻窪サロン)

時間:11:00〜18:00

※ 11/8(土)、11/9(日)は都合により休廊致します。



展示される作品は一部変更になる場合がございます。
作品のお問い合わせ等は(➿0120-016-951)またはメール(gallery@moe.co.jp)にてご連絡ください。
 
千住 博
千住 博
ウォーターフォール
(紙本彩色 3号スクエア)2025年作
HIROSHI SENJU

これまで数々の斬新で画期的な作品を生み出してきた千住 博。
1995年、創立100周年の第46回ヴェネツィアビエンナーレに出品した「ザ・フォール(滝)」は個人賞として最高の名誉芸術家顕彰(優秀賞)を受賞した。
英国の巨匠を下しての受賞に加えて、絵画部門での受賞は東洋人として初の快挙となった。天然の岩絵具で描いた日本画「ザ・フォール(滝)」が世界のアートシーンで現代アートとして評価された衝撃的な出来事であった。
近年は高野山金剛峯寺の襖絵奉納など数々の功績は枚挙にいとまがない。
本作「ウォーターフォール」は岩絵具の青で描いた背景のパネルの上から下に絵具(胡粉)を流して、絵具が流れたいように流している。つまり描いた滝ではなく絵具による滝であって、絵具の流れた跡が全部画面に残っていて臨場感に溢れている。
雪舟や狩野永徳が目標とした中国の宋元画が日本画の源泉と語る千住 博。
この先達から受け継いだ日本画を時代も、民族も、国境も越えて千住は世界に認めさせた。
本作品は飾りやすい人気の3号スクエアサイズの珠玉の逸品である。
ここ数年、千住の作品価格は高騰が著しく、新作の入手は極めて難しい状態が続いている。

 
新山 拓
千畳敷〜遼奏〜
(紙本彩色 20号)2025年作
TAKU SHINYAMA
 
新山 拓
Frost tree(02250999)
(紙本彩色 サムホール)2025年作
TAKU SHINYAMA

 

新山 拓
Frost tree(02250009) 
(紙本彩色 サムホール)2025年作
TAKU SHINYAMA

 

 
平松礼二 
草花とモンサンミッシェル
(絹本彩色 3S号)2023年作
REIJI HIRAMATSU
 
荻須高徳
荻須高徳
カモーリ(イタリア)
(水彩)
[画寸法 453×320mm]
荻須恵美子 鑑定書 有
TAKANORI OGISU

フランス、シラク元大統領から「最もフランス的な日本人」と評された荻須高徳。生涯のほとんどをパリで暮らし、時代と共に移り変わるパリの裏街を描き続けた。
裏通りでひっそりと暮らすパン屋、カフェ、たばこ屋などの人々の生活や歴史が滲むパリの風景を題材にした多くの名作を残した。
本作品のタイトルになっているカモーリはイタリアの人口5200人程の地中海に面した小さな漁村。本作は漁師たちの生活感漂う家並みを描いている。
本作品はペンによるスケッチ画に、線描を活かすため、透明水彩で着色している。滲み、温かみのある色調など水彩画がもつ透明感、清涼感のある爽やかさは油彩画にはない魅力と言える。
光輝く地中海の長閑な午後のひとときを描いた本作品「カモーリ」は、家族のために働く漁師たちへのオマージュなのであろう。
飾る場所を選ばず、ほっとする空間を演出してくれる、荻須の洗練された水彩画である。

 
コタボ
レモンのある静物
(油彩 10号)
[画寸法 380×550mm]

Hélène COTTAVOZ 証明書 有
ANDRE COTTAVOZ
 
ボナフェ
花売り
(油彩 4号)
ROGER BONAFÉ
 
トラモーニ
ヴェニスの思い出
(油彩 25号)
[画寸法 600×800mm]
OLIVIER TRAMONI
 
ビュッフェ
マザグラングラスの花束 SOLD OUT
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 330×240mm] 1979年作
BERNARD BUFFET
 
モワラス
ヴィオラ
(ミクストメディア 6号)
JEAN MOIRAS
 
モワラス
リロ・デ・ニージュ
(ミクストメディア 20号)2023年作
JEAN MOIRAS
 
モワラス
モワラス
ホウオウボク
(ミクストメディア 10号)2025年作
JEAN MOIRAS
 
モワラス
モワラス
ローランティド
(※デジグラフィ版画 サイン・番号入り)
[画寸法 425×425mm] 2024年作 30部限定
自筆証明書 有
JEAN MOIRAS
 
アンディ・ウォーホル
アンディ・ウォーホル
KIKU
(シルクスクリーン 左下に鉛筆でサイン・番号入り)
[画寸法 498×660mm] 1983年作
[カタログレゾネ] Feldman & Schellmann II.307掲載
ANDY WARHOL

ポップアートを代表する作家、アンディ・ウォーホル(1928~1987)は言うまでもなく、戦後のアメリカ文化を体現するスーパースターである。
ニューヨークで1950年代にグラフィックデザイナーとして出発した彼は、まもなく美術を志すようになり、1960年代の初めにマリリン・モンロー、キャンベルスープ缶、コカコーラの瓶などの大衆的イメージをシルクスクリーンなどによって機械的に反復した絵画を発表して美術界に衝撃を与えた。
さらに美術のみならず、前衛的な映画の制作、ロック音楽のプロデュース、有名人へのインタビュー雑誌の創刊など幅広い活動を通じて、1960年代アンダーグラウンド芸術の帝王として君臨する。
1970年以降はニューヨーク社交界の花形として常に話題の中心にいた。本作「KIKU」は1983年に日本で開催される展覧会のために制作された「KIKU」シリーズ版画3部作の中の1枚。
ウォーホルはこのシリーズの制作にあたり、皇室の家紋でもあり日本を象徴する菊の花をモチーフにする事に決めた。
彼はこの版画を日本の工房で制作する事を希望し完成させた。
作品は透明感のある色彩、菊の花の輪郭線、色彩のグラデーションなど出色の出来栄えと内外で高い評価を得た。本作品は3部作の中でも最も入手が難しいとされる人気作である。
現代アートが世界の美術市場を席巻している今日、名実共にその頂点に立つアンディ・ウォーホルの作品は資産価値も高く高騰が続いている。

 
千住 博
朝に聴く声
(シルクスクリーン)
[画寸法 502×432mm] 2001年作
HIROSHI SENJU
 
千住 博
千住 博
夜明け(アリエス)
(陶板画)
[画寸法 352×288mm] 2003年作
HIROSHI SENJU
 
藤田嗣治
猫十態
(銅版画 (マカール法)サイン・番号入り)
[画寸法  289×350mm]1929年作
TSUGUHARU FUJITA
フジタは猫が友達だと言う。猫は野獣性と家畜性と二つの性質を持っているので、そこが面白いと語っている。
フジタが猫を描くようになったのは、彼が盛り場から夜遅くパリの石畳を歩いてアトリエに帰る途中、ふと足元にまとわりついて来た猫を連れて帰ったのが発端であったという。
本作「猫十態」は1929年にパリ、アポロ社より出版された版画シリーズで猫の生き生きとした10種のポーズが描かれている。
当時この銅版画制作に携わった職人の名から[マカール法]と呼ばれ、その質の高さはフジタ版画の中でも随一と言われている。
本作品は穏やかな表情で気持ちよさそうにくつろぐ猫の姿。
フジタの鋭い観察眼と卓越したデッサン力で繊細に描かれ、思わず手をのばして撫でてみたくなるような愛らしさを感じる。
数多い動物の中で人間といっしょに生活できる唯一の存在と言える猫、故郷を遠く離れた異国の地で苦悶するフジタにとってこの愛すべき生き物は大きな慰めになったのかもしれない。
 
藤田嗣治
藤田嗣治
アズバァ ~猫の本

(コロタイプ)
[画寸法 260×200mm]1930年作
TSUGUHARU FUJITA
 
ユトリロ
ユトリロ
村の道〜霊感の村

(ポショワール)
[画寸法 315×260mm]1950年作
MAURICE UTRILLO
 
荻須高徳
荻須高徳
赤い靴屋
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 455×550mm] 1982年作
TAKANORI OGISU
 
斎藤清
稔りの会津(9)

(木版 サイン・番号入り)
[画寸法 378×527mm] 1988年作
KIYOSHI SAITO
 
東山魁夷
秋の雨〜四季

(玻璃彩版)
[画寸法 152x173mm]1988年作
KAII HIGASHIYAMA
 
小倉亜矢子
黄金咲く秋
(紙本彩色 3号)
AYAKO OGURA
 
平岡 良
包光
(紙本彩色 12号) 2024年作
RYO HIRAOKA
 
平岡 良
流浪
(紙本彩色 8号) 2024年作
RYO HIRAOKA
 
小杉小二郎
小杉小二郎
緑壺の三色すみれ
(油彩 6号)
KOJIRO KOSUGI
 
小田切 訓
小田切 訓
丘の古城
(油彩 5号スクエア)
SATOSHI ODAGIRI