今月の特別展

会場:(荻窪サロン)

時間:11:00〜18:00
※4月10日(木)〜4月13日(日)は深谷市民文化会館の催事のため休廊いたします。



展示される作品は一部変更になる場合がございます。
作品のお問い合わせ等は(➿0120-016-951)またはメール(gallery@moe.co.jp)にてご連絡ください。
 
 
国内作家
 
藤田嗣治
頬杖をつくマドレーヌ

(墨、水彩 紙)
[画寸法 425×324mm]1932年作
東美鑑定評価機構鑑定委員会 鑑定有
TSUGUHARU FUJITA
 
千住 博
光る朝
(紙本彩色 6号スクエア)
HIROSHI SENJU

ニューヨークを制作拠点に活動し、世界で注目の日本画家千住 博。1995年ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人として初の名誉賞獲得以来、大徳寺聚光院の襖絵制作、APEC首脳会議、羽田空港等のアートプロデュースなど幅広い活動で存在感を高めてきた。
2020年には、弘法大師空海によって1200年程前に開創された真言宗総本山、高野山金剛峯寺に44面の「瀧図」と「断崖図」が奉納された。千住 博と空海の時空を超えた対話とも言われ、これらの業績から日本芸術院賞の受章が決定した。
静まり返った朝の森に佇む鹿の姿。
本作は古来神仏の化身とされ、森の守り神とも言われる鹿との出会いに神を感じたと語る画伯が初期の頃より今日まで描き続ける代表的な森林シリーズの中の一作。
朝焼けの空に群青色に染まった森林、この自然が織りなす神秘的な情景は日本画でなければ絶対に描けないであろう。
私たちはこの美しい自然を後世に残していきたい…
生きものと自然の共存を描いた本作品は千住 博の祈りの一枚である。

 
千住 博
ウォーターフォール
(HSエディション サイン・番号入り)
[画寸法 486×606mm] 2007年作
HIROSHI SENJU
 
千住 博
千住 博
満開の瀧桜
(シルクスクリーン)
[画寸法 490×606mm] 2002年作
HIROSHI SENJU
 
平松礼二 
春の美岳
(紙本彩色 2号スクエア)
REIJI HIRAMATSU
 
平松礼二 
さくらとすいれん
(紙本彩色 3号)2025年作
REIJI HIRAMATSU
 
篠田桃紅
篠田桃紅
Road of Sun
(銀地に墨・彩色)
[画寸法 1253×650mm]
1990年作
篠田桃紅 鑑定委員会 登録証書 有
TOKO SHINODA

篠田桃紅は1913年、旧満州で生まれた。
桃紅の由来は詩格と言う中国の古い書物にある句[桃紅李白薔薇紫](春の風は一葉に吹くのに開く花は色とりどり)から三月生まれの本人に父が「桃紅」をとって雅号にした。
5歳で書を学び、漢詩や和歌の教養を身につけ、以後独学で唯一無二の書を極める。
戦後(1956年)43歳で単身渡米、墨を使っ た抽象画を発表し全米で高い評価を受ける。
翌年、草間彌生もアメリカに渡り、60年代前 衛の女王と異名をとった。
以後二人の女流作家は今日まで世界の現代 アートに大きな影響を与え続けてきた。 本作品「Road of sun」にも使われている朱 色について桃紅は次のように語っている。「朱を磨るとき、いつも私は明けてゆく空の色を思い、また、夕焼けの色も思い見る。そして磨り上 げた濃い朱は、瞼の裏に視る赤の色である。太陽を観たあと眼を閉じると、陽の色が瞼に透けるのか、あるいは血の色か、漲るような赫いまなうら、あの色が、硯のおかに溜まる濃い朱に通う。」
篠田桃紅77歳時の作品ながら、思い切りが よく他を圧倒するような力強い本作はミュージ アムピース級の逸品と言える。

 
荻須高徳
荻須高徳
ドルー(1)
(水彩)
[画寸法 325×250mm] 1970年作
荻須恵美子 鑑定書 有
TAKANORI OGISU
 
荻須高徳
荻須高徳
赤い靴屋
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 455×550mm] 1982年作
TAKANORI OGISU
 
上村淳之
尉鶲
(紙本彩色 4号)
ATSUSHI UEMURA
 
後藤純男
後藤純男
新雪上ル大和
(紙本彩色 サムホール)

SUMIO GOTO
 
湯口絵美子
メアリーローズ
(紙本彩色 8号)
EMIKO YUGUCHI

 

湯口絵美子
湯口絵美子
タチアナ
(紙本彩色 サムホール)
EMIKO YUGUCHI

 

 
山下 清
とんぼ
(ペン画 色紙)
山下清鑑定会 鑑定書有
KIYOSHI YAMASHITA
 
棟方志功
大顔の柵
(板画)
[画寸法 200×185mm]1959年作
棟方志功鑑定登録委員会 鑑定書 有
SHIKO MUNAKATA

「世界のムナカタ」として国内外から高い評価を得て、確固たる地位を築いた棟方志功は多くの女性像を描いた名作を残している。
棟方芸術の思想的特徴のひとつに「フェミニズム、女性崇拝」がある。幼少期に影響を受けた祖母の宗教観、母の深い慈愛、婦人の情愛などが礎となったと言われている。
本作「大顔の柵」は1959年(昭和34年)に制作された裏彩色仕上げの木板画。
裏彩色とは最初に白黒で擦った木板画の和紙の裏から作家が手彩で色付けするもので、木板画特有の線や墨を消す事なく彩色が可能。
版画でありながら一枚一枚の作品の色彩が微妙に異なり、同じ物が二つと無い貴重なオリジナル作品。
棟方56歳時制作の大首裏彩色仕上げの本作品は棟方の息遣いが聞こえてくるかの様なエネルギー溢れる珠玉の逸品と言える。
資産性のある棟方作品は年々市場価値が高まっている。

 
東鄕青児
白いローブ
(油彩 6号)(共シール)
東郷青児鑑定委員会 鑑定証 有
SEIJI TOUGOU
 
絹谷幸二
夢見るパトリッツィア(朝)
(アフレスコ  6号)
KOJI KINUTANI
 
小杉小二郎
緑壺の三色すみれ
(油彩 6号)
KOJIRO KOSUGI
 
柳田晃良
赤うそ
(油彩 円形 150mmφ)
2024年作
AKIRA YANAGITA
 
sakrai
櫻井幸雄
出番のないベンチ〜桜満開

(手彩版画 6号 サイン・番号入り)
YUKIO SAKURAI

 

櫻井幸雄
櫻井幸雄
ムニャムニャ語 花の下の三人きょうだい
(手彩版画 6号 サイン・番号入り)
YUKIO SAKURAI

 

 
村上 隆
カゴにお花
(オフセット サイン・番号入り)
[画寸法 585×580mm]

TAKASHI MURAKAMI
 
村上 隆
村上 隆
DOB2020 BLUE
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 370×370mm] 100部限定

TAKASHI MURAKAMI
 
斎藤清
柿の会津(35)

(木版 サイン・番号入り)
[画寸法 377×527mm]1993年作
KIYOSHI SAITO
 
中島千波
阿蘇一心行の櫻
(シルクスクリーン 手張り本金箔)
[画寸法 400×800mm]
CHINAMI NAKAJIMA
 
伊東深水
伊東深水
羽子
(紙本彩色)
[画寸法 418×486mm] 共板有
東美鑑定評価機構 鑑定委員会 鑑定証書 有
SHINSUI ITO
 
熊谷守一
熊谷守一

(水墨淡彩)
[画寸法 320×390mm] 共板有

MORIKAZU KUMAGAI
 
松井ヨシアキ
青い鳥
(油彩 20号)
YOSHIAKI MATSUI
 
三岸節子
カーニュの太陽
(オイルパステル 紙)
[画寸法 311×243mm]1970年代
東美鑑定評価機構 鑑定委員会/三岸太郎 鑑定証 有
SETSUKO MIGISHI
 
三岸節子
花(南佛カーニュにて)
(油彩 キャンバス)
[画寸法 407×241mm] 昭和45年2月作
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書 有/三岸節子の会 登録証書 有
SETSUKO MIGISHI

 

力強い彩色と大胆な構図で「炎の画家」と呼ばれた三岸節子 。
女性の自立が困難であった大正の時代、彼女は画家を目指し、後に天才画家と言われた三岸好太郎と出会い結婚。その後好太郎との早すぎる死別。
残された3人の子供を育てながら画業を続け、日本を代表する女流画家となる。
63歳で「本物の画家になりたい」と一念発起し、息子 黄太郎一家と共に、南仏・カーニュに移住する。
本作「花 (南佛カーニュにて)」は南仏に移住後 、2年目の1970年(65歳)の制作。
この頃から彼女の作品に「三岸の赤」と言われる鮮やかな赤が使われるようになる。
エネルギーみなぎる燃える赤と力強い筆致で描かれた本作品は、光溢れる南仏で色彩画家・三岸節子の資質が花開いた貴重な作品と言える。
以後20年近く三岸はフランスに定住する事になるが、 本作は彼女が憧れたフランスで、生き抜く決意と自信が窺える力強く秀逸な作品である。

 

 
藤田嗣治
藤田嗣治
煙突掃除人~小さな職人たち
(木口木版)
[画寸法 185×185mm]1960年
TSUGUHARU FUJITA
 
 
海外作家
 
ワイズバッシュ
ヴァイオリン
(油彩 10号)
CLAUDE WEISBUCH
 
ビュッフェ
ビュッフェ
青いアイリス

(油彩 25号)
[画寸法 810×650mm]1958年作
モーリス・ガルニエ鑑定証 有
BERNARD BUFFET

ベルナール・ビュッフェは1928年パリに生まれ第二次世界大戦後のフランス画壇に彗星のごとく現れた。1948年、若干20歳にして画家の登竜門として最も権威あるクリティック賞(批評家賞)受賞、早熟の天才と言われた。
当時抽象画全盛であった世界の美術市場にモノトーンに近い具象画で大戦後の不安や虚無感が漂う社会を硬質な鋭い線描で描いたビュッフェは瞬く間にパリ画壇の寵児となり世界を席巻した。
日本でもビュッフェの人気は絶大で日本画家加山又造、芥川賞作家で版画家の池田満寿夫など多くの作家が強烈な衝撃と影響を受けた。
後に静岡県長泉町にベルナールビュッフェ美術館が創設される。
1958年ビュッフェに生涯を通じて影響を与え続けた女性アナベルと結婚。
彼女の影響によりこれまでのモノトーンの画風から多くの色彩が使われるようになった。
ビュッフェ作品の転機の年ともなった1958年制作の本作「青いアイリス」は青い花と花瓶に赤色が配置され、力強い線描に暖かみが加わり、明るい画面へと変化している。
本作品はビュッフェ30歳時に描いた希少な静物画で美術館クラスの逸品と言える。

 
ピカソ
ペトラルカの5つのソネット
(挿画本)のための扉絵
(ビュラン・アクアチント)
[画寸法 140×119mm]110部限定 1947年作
※奥付に本のエディション、サインとして翻訳者ルイ・アラゴンによる直筆の諺が記載されている。
(L’aubêpine demeure sur les hauts chemins :山査子は険しい山道にある)
PABLO PICASSO

 

フランチェスコ・ペトラルカ(1304~1374年)はイタリアの詩人・学者。代表作「カンツォニーレ」はラウラという女性へ捧げられた恋愛抒情詩である。

1947年に出版されたこの詩集は「カンツォニーレ」から5つのソネットが収められている。詩は匿名希望の翻訳家によりフランス語に訳されたが、題辞、序文、また諺の中に現れる手がかりから容易に特定でき、翻訳者はフランスの作家、詩人、評論家でもあるルイ・アラゴン。彼の妻である作家エルザ・トリオレへのオマージュにもなっている。

本作の版画は美しい楕円形の顔に髪がなびいていて、これはラウラやエルザの理想的な肖像画で、この作品によってピカソの愛人フランソワーズ・ジローの特徴を見出していたと想像できる。同日にピカソはシュルレアリスムを用いた同じ顔のエッチングを制作した。

 

 
コタボ
レモンのある静物
(油彩 10号)
[画寸法 380×550mm]

Hélène COTTAVOZ 証明書 有
ANDRE COTTAVOZ
 
シャガール
パリの上の鶏
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 450×600mm] 1958年作
MARC CHAGALL
 
アイズピリ
アイズピリ
ブルーバックの花
(油彩 20号)
ASSOCIATION PAUL AÏZPIRI 鑑定有
AIZPIRI
 
ボナフェ
モーヴ色の大地とカサマツ
(油彩 15号)
ROGER BONAFÉ
 
ギィ・デサップ
パリ 廃兵院 (230424)
(油彩 6号)
GUY DESSAPT
 
ドラクロワ
グランドホテル

(シルクスクリーン サイン・番号入り)
[画寸法 670×490mm]
MICHEL DELACROIX
 
モワラス
モワラス
ヴィオラ
(ミクストメディア 5号)2024年作
JEAN MOIRAS
 
モワラス
カシャレル(カマルグ)
(ミクストメディア)
[画寸法 800×400mm]2023年作
JEAN MOIRAS
 
スペンス
スペンス
幸せをはこぶ水玉鳥 (クリーム)
(ジグレーオンキャンバス+手彩色 サイン・番号入り) 10部限定
[画寸法 270×320mm]
ANNORA SPENCE
 
トマサ・マーティン
ヴァイオリンと黄色い薔薇

(オイルオンキャンバス)
[画寸法 205×720mm]
TOMASA MARTIN
 
トマサ・マーティン
刻のながれ II

(オイルオンキャンバス)
[画寸法 390×390mm] 2022年作
TOMASA MARTIN
 
ブラジリエ
青い雲
(油彩 15号)
[画寸法 650×460mm] 1999年作
Alexis Brasilier 証明書 有
ANDRÉ BRASILIER

太古から人間と馬との関わりは深い。
人は狩の対象であった馬を家畜化し、その高い身体能力を自分たちの生活の支えにしてきたのであろう。
約2万年前にフランス南西部ラスコー洞窟に描かれた馬は古今東西のアーティストたちに創作の意欲、刺激を与え多くの画家が馬をモチーフに描いてきた。
とりわけ現代ではフランスの人気作家アンドレ・ブラジリエが描く馬は世界で際立つ存在と言えよう。
生前彼と親交が深かった日本画家東山魁夷はブラジリエについて感動を簡潔な構図と洗練された色感で生き生き表現していると評していた。
実際に作家自身の出自が上流階級にあり、競馬や乗馬といった貴族の嗜みは作家に近い自然なものであった。
本作「青い雲」は流れるような厚く青い雲に覆われた浜辺を颯爽と風を切って乗馬を楽しむ情景が描かれている。
作品の中央右付近に僅かに使われている赤色が本作品を見事に引き締めている。
爽快な気分にさせてくれる本作品は最もブラジリエらしい品格の漂う逸品と言える。

 
カシニョール
カシニョール
友達

(油彩 キャンバス)
[画寸法 610×460mm]2007年作
自筆証明書 有
JEAN PIERRE CASSIGNEUL

憂いを帯びたエレガントな女性を描いて人気のフランス人作家、ジャン・ピエール・カシニョール。
1966年、彼の作品が初めて日本に紹介される。
1970年代に入ると日本各地で住宅の洋風化が進み、床の間の掛け軸からリビング等に飾るおしゃれな絵に社会のニーズが変化していった。
大正時代の竹久夢二を彷彿させ、ノスタルジーを感じる細身の女性を描いたカシニョールの人気は凄まじく、多くの家庭やオフィス、ホテル等で彼のリトグラフが飾られた。以降60年近く日本での絶大な人気は続いている。
1990年、東京、大阪、京都、福岡で開催された朝日新聞社主催「カシニョール展」の成功で確固たる地位を築いた。
本作「友達」は昼下がり、パリ郊外の公園に佇む二人の女性。大きな帽子を被った優美な女性の後ろ姿はカシニョールの代表的な人気のモチーフ。
2007年(72歳)制作の本作品は気品に溢れ、見る者を優雅な気持ちにさせてくれる油彩画の逸品である。

 
ロカジェル
ロカジェル
サン・ピエールのマルシェ
(油彩 15号)
GUY ROCAGEL
 
ピラー・テル
地中海の夜
(オイルオンボード)
[画寸法 250 x 250mm]
PILAR TELL
 
 
推奨作家
<Japan>
 
福井江太郎

(紙本彩色)
[画寸法 1000×350mm]
KOTARO FUKUI
 
新山 拓
-PRAYER- Morgenrot(02401122)
(紙本彩色 6号)2024年作
TAKU SHINYAMA
 
新山 拓
Sparkle sea(02230011)
(紙本彩色 10号)2023年作
TAKU SHINYAMA
 
小倉亜矢子
夏色遊び 三 23 Ver.
(紙本彩色 サムホール)
AYAKO OGURA
 
平岡 良
夜想
(紙本彩色 30号) 2024年作
RYO HIRAOKA
 
名古屋剛志
月華
(紙本彩色 6号)
TAKASHI NAGOYA
 
関口雅文
ウキウキ気分の日曜日
(油彩 10号)
2021年作
MASAFUMI SEKIGUCHI

 

関口雅文
目覚めの朝に光る風
(ミクストメディア 色紙)

[画寸法 273×242mm] 2025年作
MASAFUMI SEKIGUCHI

 

 
加山又造
柏本龍太
Spasio Flesco

(シルクスクリーン サイン・番号入り)
[画寸法 455×390mm]
RYUTA KASHIWAMOTO
 
 
<France>
 
ジョンワン
ジョンワン (JONONE)
Untitled G
(グアッシュ・スプレー・紙)
[画寸法 650×500mm]
自筆証明書有
JONONE
 
ジョンワン
ジョンワン (JONONE)
World Stars
(リトグラフ サイン・番号入り)
[画寸法 756×760mm]
JONONE
 
アントニー・スキザト
アントニー・スキザト
ツリーハウス
(水彩)
[画寸法 400×300mm]
ANTONY SQUIZZATO
 
アントワーヌ・アンリ
アントワーヌ・アンリ
プロヴァンス
(油彩 15号)
ANTOINE HENRY
 
トラモーニ
トラモーニ
気品
(油彩 6号)
OLIVIER TRAMONI
 
ミスターガルサン
ミスターガルサン
Empire
(シルクスクリーン サイン・番号入り)
[画寸法 635×430mm] 30部限定
MR.GARSIN